Spotifyでクラシック音楽を検索する時の個人的なオススメ手法

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あらすじ

あらすじ
Introduction
うさぎ

ひーん、流行り病の影響で中学校がしばらく休校になってしまいました…… 楽しみにしていた東京でのコンサート類も全部中止になってしまったので散々です。

うさぎ

部活動もしばらくお休みですし、学校行事も全部中止になりそうな勢いなので、卒業生の先輩たちが気の毒です。我々在校生も授業の代わりに自宅で自習です。まぁ宿題はそこまで大した量じゃないんですが……

うさぎ

なので、春休みが長くなったと思って、おうちに引きこもってゲームをすることにします! シヴィライゼーション6で仏教による宗教勝利を目指しますよ!

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※良い子はゲームだけでなく勉強も程々にやりましょう。


うさぎ

そうだ、せっかくなのでSpotifyでクラシック音楽でも聴きながらゲームをすることにします。この機会にどんどん新しい曲を覚えますよ!

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Spotify
スウェーデンで創業された音楽配信サービス。洋楽やクラシック音楽のレパートリーが非常に豊富なことが特徴。無料でも利用できるが、月額約1000円の有料プランに加入することでストレスなく利用できる。とても便利。

うさぎ

でもSpotifyって色んな曲があるから、何から聴けばいいのか分からないなぁ。こういう時は……


雪うさぎ アトリエ
Atelier (Joetsu, Niigata)
新潟県 上越市
Joetsu, Niigata, JAPAN
09 Mar 2020
うさぎ

というわけでお姉さんたちのアトリエにやってきました。ユキさんも東京からこっちに戻ってきてたんですね。

雪貴

東京でも流行り病の影響がすごくてね。出稼ぎの業務も全部リモート対応になっちゃったし、せっかくだから新潟県に帰ってきちゃったよ。

うさぎ

それはそれとして、中学校がお休みの間にSpotifyでクラシック音楽を聴きまくりたいので、ユキさんのオススメを満遍なく教えてください!

雪貴

いきなりだね。というか、私いま仕事中なんだけど…… まぁいいや、とにかくSpotifyでオススメを布教すればいいんでしょ。

うさぎ

というわけで「Spotifyで聴けるクラシック音楽の個人的なオススメ」シリーズ、始まります。

雪貴

……誰に言ってるの、それ。

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自主的なPR記事なので、この記事に関してSpotifyからの金銭の授受はありません。(念のため)


本編

検索方法


うさぎ

というわけで、今日はまず楽曲やアルバムの検索方法から教えてください。

Information

楽曲
ソングや曲と表記されることもある。交響曲の場合は楽章ごとに区切られている場合が多いが、もっと細かく区切られていることや、逆に全く区切られず全部まとめて1曲扱いになっていることもある。

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アルバム
CDのこと。シングル盤やEP盤と表記されることもある。Spotifyでアルバムを選択すると、アルバムに含まれる楽曲が表示されたり再生されたりする。データの元となったCDが複数枚セットである場合は、全曲まとめて表示されることが多い。

雪貴

検索方法って、そんなの教えるまでもないような…… PC版でもモバイル版でも、Spotifyの検索欄に「作曲者名 楽曲名」のように入力すれば、楽曲やアルバムが出てくると思うけど。

検索イメージ

雪貴

例えば、チャイコフスキー作曲のバレエ「白鳥の湖」の全曲を聴いてみたくなったら、検索欄は「Tchaikovsky Swan Lake」と入力して……

うさぎ

ちょっと、ちょっと待ってください。なんでいきなり英語で調べているんですか

雪貴

なんでって、そっちの方が検索結果が多く出てくるからだけど…… そうか、まずはその話からしようか。


雪貴

Spotifyのコンテンツは全世界共通だから一部の項目は多言語に対応しているけれど、基本的には英語か現地語で登録されているみたいなんだよね。日本のCDなら日本語、ドイツのCDならドイツ語、みたいに。

うさぎ

ほうほう。

雪貴

だから、例えばベートーヴェンの交響曲第9番を検索したい時に「ベートーヴェン 交響曲 9」のように日本語で検索すると、日本語のアルバムしか出てこない

「ベートーヴェン 交響曲 9」での検索イメージ

うさぎ

あっ、確かにみんな日本語の題名ですね。しかも数が少ない。

雪貴

そういう時は「beethoven symphony 9」のように英語で検索すると、海外のアルバムがたくさん出てくるよ

「beethoven symphony 9」での検索イメージ

うさぎ

なるほど。確かに英語で検索すると、日本語で検索した時と違ってアルバムが何十枚も出てきますね……

雪貴

まぁ、単に日本の楽曲の登録数が少ないだけだったり、クラシック音楽のアルバムは海外版の方が多かったり、そういう事情もあるんだろうけど。

うさぎ

あっ、でも現時点(2020年3月)の仕様だと、英語で検索した時は逆に日本語のみで登録されている楽曲やアルバムが出てこないような……?

雪貴

英語で検索すれば基本的に事足りるから、それは気付かなかった…… まぁ、それなら英語→日本語で順番に検索するとか、目当てのものが見つかるまで色々やってみればいいさ。


雪貴

というわけで、検索方法について要約するとこんな感じかな。

Information

要約
「作曲者名 楽曲名」で検索するのが基本。クラシック音楽の場合は、まず英語で検索するのがオススメ。
1. 英語で検索 (例「Tchaikovsky Swan Lake」)
2. 日本語で検索 (例「チャイコフスキー 白鳥の湖」)
3. 現地語で検索 (例「Чайковский Лебединое озеро」)

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主な検索用語彙1
交響曲:Symphony
協奏曲:Concerto
ソナタ:Sonata
組曲 :Suite
舞曲 :Dance
序曲 :Overture

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主な検索用語彙2
オペラ:Opera
バレエ:Ballet
行進曲:March (Marche)
ワルツ:Waltz (Walzer)
ポルカ:Polka
レクイエム:Requiem

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ちなみに、ベートーヴェンやチャイコフスキーのように有名な作曲者(アーティスト)の名前は、多言語表記に対応していることが多い。その場合、例えば「チャイコフスキー Symphony」のように作曲者名を日本語で検索しても、ちゃんと英語版のCDが検索結果に表示される。


雪貴

言い忘れてたけど、検索する時はアルファベットは大文字でも小文字でもどっちでもいいよ。それに途中で1文字くらい間違えても、自動で補完して正しい検索結果を表示してくれるから便利だよね。

うさぎ

なるほどなるほど。検索性バツグンってやつですね。

雪貴

逆に言うと、そのおかげで全然関係ない楽曲やアルバムまで表示されることがあるんだけどね。まぁ、それは別問題だからいいや。


作品番号を使った検索


雪貴

有名な曲を何曲も送り出している作曲家の楽曲は、発表順に作品番号がついていることが多いよ。「Op.」で始まるやつだね。モーツァルトとか一部の作曲家では「K.」とかまた別の番号がついているけれども。

うさぎ

あっ、それは知ってます! モーツァルトの場合は「ケッヘル番号」ってやつですよね! 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」だったら「K.525」みたいな!

雪貴

そうそう。だから作品番号さえ知っていれば、もしタイトルが分からなくても「作曲者名 作品番号」で検索すれば最短距離で見つかることが多いよ。例えば「Sibelius op 98a」で検索すると……

うさぎ

なんか、かわいらしい曲ですね。

雪貴

実はタイトルも「可愛らしい組曲」っていう曲なんだけどね。この曲はシベリウス作曲の作品番号「Op.98a」の2曲目なので、「Sibelius op 98a」で検索すると出てくる。

雪貴

シューベルトの交響曲第8番「ザ・グレート」(D 944)みたいに、交響曲第7番だったり交響曲第9番だったりCDによって交響曲第何番か表記が変わるような曲も結構あるから、そういう曲も作品番号で調べるといいね。


うさぎ

でも純粋な疑問なんですけど、曲を聴きたいのにタイトルが分からないことってありますか? わざわざその曲を聴きたいって思っている時に……

雪貴

「英語で検索するのが最強」って話をしたばかりでしょ。「日本語名はわかるけれど英語のタイトルがわからない」っていう時も往々にしてあるだろうし。

うさぎ

あー、なるほど…… 確かに演奏会のパンフレットとかも、作品番号は必ずと言っていいほど載ってますけど、英語のタイトルが載っているとは限りませんからね。

雪貴

それに、さっき「現時点での仕様では英語で検索した時に日本語の検索結果が出てこない」って話があったじゃない。

雪貴

作品番号はだいたいどの言語のCDでも同じものが書いてあるから、「作曲者名 作品番号」で検索することで、色んな言語で登録されている楽曲を横断的に検索することができるんだ。日本語だろうとドイツ語だろうとね。

うさぎ

おお、その視点は盲点でした! 確かに日本語のCDでも「Op.」って書いてあることが多いですし、それに作曲者名もアルファベット表記だったらどの言語でも書き方は同じですもんね

Information

ごく一部の例外として、言語によってアルファベット表記が変わるような作曲家も存在するので注意が必要。
(例:グラズノフ)
英語:Glazunov
独語:Glasunow
仏語:Glazounov


小ワザ


雪貴

さて、ここからはちょっとした小ワザを教えようか。

うさぎ

小ワザって言うと「↓↘→+パンチ」で波動拳、みたいなやつですよね!

雪貴

全然違うよ。お前は何のゲームの話をしているんだ。

雪貴

平たく言うと、「通常版」の楽曲じゃなくて「アレンジ版」の楽曲を検索したい時のコツ、って感じかな。

うさぎ

アレンジ版……? わたし、気になります。

雪貴

まぁ、アレンジ版は往々にして「その楽曲を何度も聞いてよく知っていないと面白さが分からない」から、好きな曲やよく知っている曲で検索してみるといいと思うよ


うさぎ

で、アレンジは英語で「Arrangement」ですよね。今までの流れで行くと「作曲者名 楽曲名 Arrangement」とかで検索すればいいんですか?

雪貴

うん。ただ、楽曲の表記では「Arr.」のように略されている場合もあるから、検索する時は「Arr」だけの方がいいかな。

うさぎ

じゃあ試しに「Beethoven Symphony Arr」で検索してみることにします。

うさぎ

出てきました! これはベートーヴェンの交響曲第9番の2台ピアノ版アレンジですね! 編曲したのはフランツ・リストなので、昔から伝わるバージョンです!


雪貴

あー、そういえば交響楽曲のピアノ版アレンジだったら「Transcription」と表記することが多いから、そっちで検索してみるといいかも。

うさぎ

ふむふむ、じゃあ今度は「シベリウス Transcription」で検索してみます。

うさぎ

ふおお! シベリウスの交響曲第2番と交響曲第5番のピアノ版アレンジですね! こんなのもあるなんて、世界は広いですね!


雪貴

ピアノ版アレンジだったら「Piano」を付け加えて探してみてもいいかもしれないね。2台のピアノだったら「Duo」とか「2 pianos」とか「4 hands」とかかな。今度は「Tchaikovsky Symphony 2 pianos」で検索すると……

うさぎ

おお! これはチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の2台ピアノ版アレンジですね!


雪貴

楽器名で検索すれば、その楽器向けのアレンジが出てくることもある。例えば「Organ」で検索したら、オルガン版のアレンジが出てくるかもしれない。今度は「Dvorak Symphony Organ」で検索してみよう。

うさぎ

おほー! ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」のオルガン版アレンジ、そういうのもあるんですね! これは凄いです!

雪貴

「Violin」だったらヴァイオリンアレンジが出てくるかもしれない。チェロ(Cello)とかフルート(Flute)とかハープ(Harp)とか、色んな楽器で試してみるといいよ。


雪貴

ね、簡単でしょ?

うさぎ

簡単に言ってくれますねぇ……

うさぎ

それにしても、あらためてSpotifyって色んな楽曲が検索できますね。つまり、現実世界にもそれだけたくさんのCDが出ているってことですよね。最近のものはオンラインでしか配信していない楽曲もありそうですけど……

雪貴

これだけの楽曲を集めているSpotifyも凄いけれど、真に凄いのはそういうCDを精力的にリリースしている演奏家やレコード会社の人たちだよね。マイナーな曲を世に送り出してくれる演奏家の人たちには頭が上がらないよ。

うさぎ

「どこに需要があるんだろう」っていうものを「好きだから出したいの!」ってノリで出しちゃう非商業的な感じが良いですよね。マイナーな作品の同人誌を作るオタクみたいな感じで、なんだか親近感が湧いてきます。

雪貴

その喩えは何なんだ…… まぁ表現は失礼だけど、言いたいことは分かる気もする。

雪貴

それにSpotifyなら気軽に聴くだけでも、微力ながらそういう人たちの応援になるからね。布教して多くの人に聴いてもらえばもっと応援になるし、もちろん現物のCDを買えばもっともっと応援になるわけだけど……

うさぎ

なんか、Spotifyっていいですね。アーティストにとってはそれ単独だと収益化は厳しいかもしれませんけど、違法アップロードとかで無料で垂れ流されるよりはよっぽど健全でいいですよね。マンガの世界でもこういう仕組みが欲しいなぁ……