「あっついなぁ 涼しくなるような音楽を聴き放題の音楽配信サービスとかないよなぁ」「あるよ」
あっついなぁ…… 涼しくなるような音楽を聴き放題の音楽配信サービスとかないよなぁ……
!!
なんじゃいこら…… って誰かと思ったらユキさんですか、何かオススメあるんですか?
Spotify、Spotifyだよ。
すぽてぃふぁい? なんか名前は面白そうですね。
そう、音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」は内容もスゴいんだ。しかもアカウントを作るだけで無料で聴き放題。
スゴいねぇ…… どうせ「着うた」みたいなありきたりな音楽配信サービスでしょう? 音楽への愛を感じないような……
それではこちらをご覧ください。
ファッ!? なんですかこれ…… パパヤルヴィ指揮のチャイコフスキー交響曲全集じゃないですか!
しかも「冬の日の幻想」や「小ロシア」といった比較的マイナーな交響曲だけじゃなく、「雪娘」序曲や「デンマーク国歌による祝典序曲」みたいなレア曲も! これがアカウントを作るだけで無料で聴き放題……?
そう、Spotifyはただの音楽配信サービスじゃない…… クラシックだけじゃなく、ありとあらゆるジャンルの音楽が聴き放題の世界最大の音楽配信サービスなんだよ。
な、なんだってー!
しかも2019年夏時点で月間アクティブユーザー数は2.3億人、有料会員数も1億人を突破しているみたい。してない方がおかしいね。
でもこんな便利なサービスだと採算とか大丈夫なんでしょうか? ちゃんとサービスが続いていくかどうか心配なんですけど……
そうだね、だから幾度も経営の危機を迎えたんだ。でも、その危機を乗り越えながら、現在も世界中でサービス展開中だよ。
ワオ! これはわたしも980円/月の有料会員登録をしなければ音楽ファン失格ですね!
うん、有料会員登録こそがSpotifyと提携レコード会社のサービスの源だよ。
さぁみんなも乗り遅れないで! Spotifyで検索ゥー!
関連リンク
Spotify 公式ウェブサイト「というやりとりがありまして」「ないよ」
というやりとりがありまして。
ないよ。というより何なの、この出来の悪いステルスマーケティングみたいな茶番は……
ひーん、自信作だったのに…… というわけで、今日は音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」のお話をしたいと思います。
自主的なPR記事なので、この記事に関してSpotifyからの金銭の授受はありません。(念のため)
ちなみに冒頭でも注意書きを書きましたが、今回はただのSpotifyについての紹介記事なので、Spotifyで聴けるオススメ楽曲を知りたい人は、下記リンクから「楽曲紹介」の記事を見ることをオススメします。
関連リンク
楽曲紹介 の記事一覧 - うさぎの5つ星このサイトでも楽曲へのリンクにSpotifyを使うことが多いし、そろそろ「なぜSpotify?」ということも話しておかないとだよね。
そういえば、なんでこのサイトでは楽曲へのリンクにSpotifyを使うことが多いんでしたっけ?
……うん、かなり浅いところから説明するね。
わたしがSpotifyを使う理由
じゃあ質問。お気に入りの音楽を紹介する時って、どうする? 例えば「ラデツキー行進曲」を布教したい場合。
どうするって…… そりゃもう、直接聴くことのできる方法を教えて、実際に聴いてもらうのが一番手っ取り早いですよね。
具体的にはどうやって聴いてもらう?
最もラクなのは「YouTube」とかですよね。YouTubeを開いて検索欄に「ラデツキー行進曲」とか「Radetzky March」とか入力すれば、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの映像とかいっぱい出てきます!
そう、YouTube。そこが問題なんだ。
?? 何が問題なんですか? 宗教上の理由でGoogle関連サービスが使えないとか、そういう話ですか?
それも個人的にはあるけれど、そうじゃなくて…… 具体的には、YouTubeなどの投稿サイトにアップロードされている動画は、必ずしも公式の権利者がアップロードしたものとは限らないってこと。
あー、要するにモノによっては海賊版と呼ばれるものが混じってるってことですよね。
その通り。さっきの「ラデツキー行進曲」の検索結果だって、明らかに非公式の違法アップロードと思われる投稿動画が多いじゃない。ニューイヤーコンサート関連とか、特に。
確かに、ニコニコ動画とかでもよく見かけますけど、こういうのって投稿者側は善意でやっているケースが多くても、公式の権利者の利益にならないどころか、CDとかの営業妨害にもなるので迷惑極まりないんですよね……
そこでSpotifyの出番だよ。公式の権利者がSpotifyを通じて音楽を配信することで、無料プランで聴いた場合でもちゃんと公式の権利者にお金が回るような図式を作り上げたんだ。
例えば、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートのCDとかもSpotifyで聴けるよ。「ラデツキー行進曲」は一番最後の曲だね。ちなみに、そのひとつ前の曲は有名なワルツ「美しく青きドナウ」だよ。
おお、これ今年のニューイヤーコンサートのCDじゃないですか…… 今年はCD買いませんでしたが、こうやって公式のルートでいつでも聴けるのは便利ですね。
Spotifyは「海賊版の撲滅」を経営理念として掲げているみたいだからね。今までは海賊版で済ませていた利用者もSpotifyを使うようになって、海賊版もだいぶ減ったみたいだよ。いいことだね。
収益構造の細かい話をすると、主に無料会員向けCMの広告料と有料会員の利用料が売り上げとなって、再生回数ごとに収益として権利者に振り分けられるみたいだね。
あれ、さっきCDの話をして気付いたんですが…… Spotifyがあれば、もうCDを買う必要って無くないですか? 権利者としてはむしろ全体的な収益が減ってしまうのでは……?
勘のいい中学生は嫌いだよ…… 見ての通り、Spotifyのような音楽配信サービスの登場は「新時代の収益構造」の到来と言っても過言じゃないから、従来の収益構造のままだと確かに収益が減るパターンもあるだろうね。
でも、CDの需要ってそう簡単に無くなるものでもないじゃない? 贈答用なり、コレクションなり、握手券なり…… Spotifyで試聴して気に入った楽曲は購入する、みたいなパターンもあるだろうし。
確かにそうですね。わたしもアニメのCDとかたまに買いますし、そもそもSpotifyで配信されていない曲とかもありますもんね。
まぁでも、誰でも気軽に音楽配信を楽しめる時代になりつつあるから、本当に悲鳴を上げるべきはレンタルCD屋さんかもしれないね。
わたしがSpotifyを選ぶ理由
でもよく考えたら最近ってSpotify以外にも色んな音楽配信サービスありますよね。例えばAmazonとかLINEとか。その中であえて「Spotifyを選ぶ理由」みたいなのって何かありますか?
とぼけた顔して、鋭いツッコミしてくるなぁ……
とぼけた顔をしているのは演出上の都合ですからね。そんなこと言ってると真顔で話しますよ。
あ、うん、ごめん。
で、話に戻るけれど…… Spotifyの本社はスウェーデンにあるんだよね。日本ではないし、アメリカでもない。
だから、デメリットとしては日本のJ-POPやアニソンとかには特化できていない感じかな…… もちろん、営業担当は頑張っているんだろうけれど、特にLINEとかと比べると日本の曲の小回りはきかないかな。
わたし的には全然困らないですけどね。Kalafinaの曲もありますし、なんなら谷村新司やさだまさし、島津亜矢ちゃんのCDだってありますよ。
Kalafina以外はとても中学生とは思えないラインナップなんだけど……
アニソン方面も、わりと健闘していると思うんですよね。最近ではアイカツ!やアイカツスターズ!の曲とか配信始まりましたし。
そんな感じで頑張ってはいるけれど、競合サービスに比べると日本の曲はそこまで充実していない感じかなぁ。
海外の楽曲のラインナップが豊富
その裏返しのメリットとして、洋楽とかクラシックとか、ヨーロッパを始めとした海外の楽曲のラインナップは最強だと思う。
クラシックの楽曲は本当に充実してますよね。マイナーな曲を調べてもかなりの確率でヒットしますし、どこの楽団だよみたいな海外の地方オーケストラのCDもかなり検索に引っかかりますし。
世界中に色んなユーザーがいるので、それぞれのジャンルでおすすめプレイリストみたいなのがあるのもいいですよね。たまにヘヴィメタルとかインドの映画音楽とかを聴きたくなったときに重宝してます!
……メタル? インド映画?? そんなのも聞くんだ。
そのくらい多ジャンルの楽曲が充実しているということですよ。人の趣味まで詮索しないでください恥ずかしい。
検索性と操作性が良好
あとは、検索性が素晴らしい。1文字タイプミスした程度でもちゃんと出てくるし。
あー、確かに…… AmazonとかLINEとかの音楽配信サービスを使ったときに、特にクラシックの楽曲の検索性がしんどすぎて泣いた記憶があります。Spotifyの検索性は確かに素晴らしいですよね。
同じ作曲者の他の曲とか、同じ指揮者の他のアルバムとか、そういうのもすぐにアクセスできるのがいいよね。そう考えると、PCアプリの操作性も良好なんじゃないかな。
同じ「アーティスト」というくくりでも、ちゃんと作曲者と指揮者と演奏者が分けて登録されていることが多いのもプラスポイントですよね。詳しくないとどれがどれだか区別つきませんけど……
あとは、海外のCDとかだと基本的に英語表記が中心だけれど、たまに日本語とかドイツ語とかその他言語もあるから、英語で検索してたらそれらの検索結果が引っかからない、みたいなのもたまにあるけどね。
英語やドイツ語の曲名で覚えちゃって日本語の曲名との対応ができない、っていうのもたまにありますね……
デバイス間の連携が容易
あとはマルチデバイス環境での利便性とかですよね。
こら、詳しくない人もいるんだしあまり難しい言葉を使わないの。要するに、PCとかスマートフォンとかのデバイス間の連携ってことだよね。
PCで再生している曲をスマートフォンから操作したり、スマートフォンでの再生にスムーズに移行したり…… あとは、最近ブームのスマートスピーカーとの連携もスムーズですよね!
Amazon Echoシリーズとかでも問題なく連携できるのがいいよね。Amazonの音楽配信サービスを使う時よりもスムーズに使えちゃうのは正直どうなんだって感じだけど。
欲を言えば、車載デバイスもSpotifyに対応してくれれば、車の運転中とかでもスムーズに使えるんだけどなぁ。海外ではちらほらと出始めているらしいけど……
それはスマートフォンからのBluetooth通信で大体なんとかなるからまだいいじゃないですか。
わたしがSpotifyの有料プランを推す理由
ところでSpotifyって有料会員登録しなくても無料で使えるんですよね? ちなみに有料プランは記事執筆時点だと980円/月です。あとは学割プランとか、わたしみたいな中学生向けのファミリープランとかもあります。
別にSpotify社からの回し者というわけではないけれど、私としては有料プランがストレスなくておすすめかなぁ。アクセスできる楽曲が膨大だから、元なんてすぐ取れるし。
980円なんてちょっと豪華な外食1回分ですもんね。Spotifyにはそれ以上の価値はありますよ。「健康で文化的な最低限度の生活」の「文化的」の部分ですね。
私もベルも長いこと有料プランで使っているので細かい挙動については自信がないんだけれども…… 無料プランだと、一部条件下ではシャッフル再生(ランダム再生)しかできないとか、広告が入るとか、色々制限があるんだよね。
無料プランを使っている時は、静かな曲の合間に大音量の広告が入ってくることがあったのがしんどかったです…… それを回避するためだけに有料プランにしたくらいに。
あと、交響曲とかだと楽章ごとに分かれているので、シャッフル再生だと曲として成立しないのも正直しんどいですよね。
結論として、機能をフルに使うためには有料プランで使うのが無難ってことだよね。試聴程度で使うなら無料プランでもいいとは思うけど。
まとめ
以上、細かい図を作るのが面倒なので、簡単に文章での紹介となりましたが、Spotifyはいいですよ!
こら、ちゃんと要約くらいはしなさい。
ひーん…… というわけで、わたしとユキさんがSpotifyをオススメする理由をまとめると、以下のようになります。
Spotifyをオススメする主な理由
・洋楽やクラシックの楽曲ラインナップが最強
・楽曲の検索性が良好
・マルチデバイスでの連携も便利
・ちゃんと公式の権利者にお金が入る
結論を言うと、特にクラシック音楽を聴く人ならSpotifyの有料プラン一択だよね。そのくらい強い。
Spotifyと他の音楽配信サービスを比較する記事は他のサイトでも沢山やっているので、気になる人は検索して各自参考にしてみてください!
関連リンク
Spotify 公式ウェブサイトこの記事を読んだ人は、きっとこういう特集にも興味があると思います。よろしければ見てみてください。
今回はただのSpotifyについての紹介記事なので、Spotifyで聴けるオススメ楽曲を知りたい人は、下記リンクから「楽曲紹介」の記事を見ることをオススメします。