その3 フランス編
パリ (フランス)
というわけで、フィンランドから飛行機に乗ってフランスの首都パリに来ました!
シャルル・ド・ゴール空港
パリの国際的な玄関口であるシャルル・ド・ゴール空港の敷地内には、超音速旅客機コンコルドが展示されています! カッコイイです! 超カッコイイです!!
超音速旅客機コンコルド
離陸するポーズのまま展示されている
というわけで、鉄道でパリの市街地まで移動しました。フィンランドと比べてあまり治安が良くなさそうなのでビクビクしてます…… それはそれとして、パリの街並みは音に聞くだけあって綺麗ですね。
移動は主にメトロ(地下鉄)を使います。改札があるのは入口だけで、出口は特に切符を見ないんですよね。なので構内でたむろう芸人や、出口から逆行してキセル乗車する人など、色んな人がいてなかなか面白かったです。
パリのメトロ(地下鉄)
地下だけでなく地上の高架を走ることも
ゴムタイヤがかわいい
メトロの改札
さて、パリといえばやっぱりエッフェル塔ですよね! 竣工当時は散々な酷評だったらしいですが、今やパリの不動のシンボルって感じで、とても美しいです!
右奥に見えるのがエッフェル塔
エッフェル塔のふもとを流れるセーヌ川
高いものを見ると昇りたくなるのはなぜでしょう。というわけで、入場料を払ってエレベーターに乗っておじゃまします。Excusez-moi, Eiffel!
エレベーターからエッフェル塔を見上げる
展望台(2階)
低い方の展望台(2階)からでも予想以上にパリの夜景がよく見えます。なんだかんだで昇っておいて正解でした。エトワール凱旋門も見えますよ!
正面奥に見える超高層ビルは「モンパルナス・タワー」
レトロな見た目の望遠鏡
エトワール凱旋門
階段で地上まで降りようとしたら、夜間ということもあって途中(1階)までしか降りられませんでした。仕方がないのでエレベーターで地上に戻ります。
エレベーター
さて、今度は中心街から少し離れてモンマルトルの丘にやってきました!
麓から見上げたモンマルトル
サクレ・クール寺院
パリを一望できる
モンマルトルは芸術家が集まるエリアとして昔から名高いんですよね。画家だけじゃなくて、色んな音楽も溢れています。
陽気な音楽を奏でるグループ
画家……というより似顔絵描きの溢れる通り
メトロに乗ってコンコルド広場の近くまで来ました。ここから西はシャンゼリゼ通り、東にはルーヴル美術館に通じるテュイルリー庭園があります。
コンコルド広場周辺
観覧車
コンコルド広場に立つ「クレオパトラの針」
エトワール凱旋門が遠くに見える
テュイルリー庭園
カルーゼル凱旋門の向こうに見えるのが、かの有名なルーヴル美術館ですね。ルーヴル美術館の写真は記事後半でじっくり紹介します。
カルーゼル凱旋門
ルーヴル美術館
セーヌ川を挟んで対岸にはオルセー美術館が見えます! パリを代表する2つの美術館があるここのエリアはまさにパリの文化的な中心地ですね!
橋の向こうに見えるのがオルセー美術館
セーヌ川
対岸からルーヴル美術館を仰ぐ
またメトロで移動して、今度はオペラ・ガルニエ(パリ・オペラ座)の付近までやってきました。ここもパリの中心として知られる場所のひとつですね。中に入らなかったのが心残り……
オペラ・ガルニエ (パリ・オペラ座)
パリの中心といえばもうひとつ、やはり忘れてはいけないのがエトワール凱旋門ですよね。実はここ、展望台になっていて、中の螺旋階段を昇れば屋上に上がれるんですよ。
エトワール凱旋門
横断歩道は無いので地下道を通って行く
無名戦士の墓
展望台からはシャンゼリゼ通りがよく見えます! ああシャンゼリゼ、あの歌が響くようです。虹の都に立つ勇姿、ああ素晴らしい巴里……
シャンゼリゼ通りを仰ぐ
エッフェル塔もよく見える
螺旋階段
ざっと歩き終わったので、パリミュージアムパスを持って美術館めぐりに奔走したいと思います。
関連リンク
パリミュージアムパス 公式ウェブサイトまずはロダン博物館。建物の中の展示だけでなく、広大な庭園に銅像がたくさんあるのが特徴です。上野の国立西洋美術館で見たことがあるのもちらほらありますね。
オーギュスト・ロダン「カレーの市民」
オーギュスト・ロダン「地獄の門」
オーギュスト・ロダン「ヴィクトル・ユーゴー記念碑」
次にナポレオンの棺を見るためにアンヴァリッド(オテル・デ・ザンヴァリッド)に来ました。
アンヴァリッド (オテル・デ・ザンヴァリッド)
ナポレオンの棺
隣接するフランス軍事博物館は、中世から近代まで様々な展示がありました。どこか懐かしい雰囲気の展示物もありましたよ。
フランス軍事博物館
「l'Empire du soleil levant (日出ずる帝国)」に関する展示
続いて、世界的に有名な絵画のたくさん収蔵されているオルセー美術館に来ました。ここは鉄道の駅だった建物をそのまま使っているんですよね。宮殿とはまた違った、壮麗で広大な雰囲気が特徴的です。
オルセー美術館
美術館内のカフェの様子
オルセー美術館、訪問当時は撮影禁止だったので、一枚も写真を撮れなかったのが心残りです…… 撮影OKになった後、うちの親戚の桃子が写真を撮ってきたので、そのまま4枚ほど紹介しますね。
ジャン=フランソワ・ミレー「羊飼いの少女」
クロード・モネ「サン=ラザール駅」
そしていよいよルーヴル美術館へと攻め込みます! とても広大な美術館なので、丸々1日かけてじっくりと攻略します。
ルーヴル美術館
ただ、正面のピラミッドの入口はおそろしく混雑していたので、比較的空いているライオン門(ポルト・デ・リオン)から入りました。ここから入ると「アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ先住民美術」のコーナーから始まるので少々面食らいますが……
正面のピラミッドからは1時間待ち
ライオン門 (ポルト・デ・リオン)
それでも行列には並ばなければいけない
アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ先住民美術
入場さえしてしまえば第1段階はクリアです。あとは有名な作品をさくっと押さえたら、人混みを避けつつ片っ端からじっくり攻めていきます!
「サモトラケのニケ」
レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」
「モナ・リザ」の前は常時こんな状態
「ミロのヴィーナス」
ルーヴル美術館の地下には、かつて存在した要塞「ルーヴル城」の痕跡を見て取れる遺跡もあります。なんかこう、色々ありすぎてすごいですね。
「ルーヴル城」の遺跡
ルーヴル美術館が暴力的に広すぎて疲れたので、近くにあるオランジュリー美術館でひと休みします。ここにはモネの8枚の「睡蓮」を始めとして色々な作品があります。撮影禁止だったので外観以外何も撮ってませんが。
オランジュリー美術館
少し体力を回復したので、再びルーヴル美術館に戻ってきました。通常は18時閉館みたいですが、曜日によっては21時過ぎまで開館しているので、夜までじっくり攻められるのはいいですね。
夜間開館中は入れない展示室もあるようなので注意。
再びルーヴル美術館
ルーヴル美術館、絵や彫刻だけでなく装飾も飾ってあるのがまた面白いです。特に「ナポレオン3世の居室」はとても煌びやかで興味深かったです。
ナポレオン3世の居室 大食堂
ナポレオン3世の居室 大サロン
というわけで、正直1日かけてもすべての部屋をまわるのは無理…… 敷地は広大ですし、作品の展示数も暴力的すぎます。恐ろしい美術館ですよ、ぜえぜえ……
ウジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神」
ライトアップされた「サモトラケのニケ」
外に出る頃にはすっかり遅い時間に
オペラ・ガルニエ(パリ・オペラ座)の夜景を見て疲れを癒す
というわけで、しっぽりとパリを堪能しました。最終日、荷物をロッカーに預けるためにパリ北駅に寄りました。大きな屋根が立派でした。ヨーロッパのターミナル駅ってすごいですね……
パリ北駅
フランスの高速列車TGV
高速列車タリス
ちょっと郊外まで足を延ばして、ル・ブルジェ航空宇宙博物館まで来ました。もともと国際空港だった建物を利用した飛行機の博物館です。
ル・ブルジェ航空宇宙博物館
かつて国際空港のターミナルだった建物
世界各地の時刻を表した時計
ここの博物館には、超音速旅客機コンコルドの実物が展示されていて、中に入ることもできます! コンコルドは2003年に全機退役してしまったので、もう飛ぶことはありませんが、こうやって中に入れるのは素晴らしいですね!
超音速旅客機コンコルド
コンコルド試作機
中に入れる
コクピット
座席の窓はポストカードくらいの大きさしかない
日本の特急列車よりも狭い客室内
コンコルド試作機のお顔
他にもロケットやボーイング747を始めとして様々な展示が屋内外にあります。いくつかは中に入ることもできます。
屋外展示
ボーイング747
ボーイング747も客室内に入れる
ボーイング747 コクピット
さらにはフランスの空軍や海軍で制式採用されている戦闘機、ラファールたんの試作機も展示されています。世界広しといえど、ラファールたんを気軽に間近で拝めるのはここくらいなのではないでしょうか。
ラファールA
見て! この曲線美!
それ以外にもフランス中心に様々な機体が展示されているので、航空クラスタの皆さんはもちろんですが、それ以外の人でも楽しめると思いますよ。いい博物館です。
ミラージュ4000
シュペルエタンダール
MiG-23
パリ観光の最後はノートルダム大聖堂に来ました。12~14世紀にかけて作られたんですってね、信じられません。日本はまだ「いざ鎌倉」とかやってた頃ですよね。
ノートルダム大聖堂
ノートルダム大聖堂の模型
増築の過程
ノートルダム大聖堂はこの後、2019年4月の火災で焼け落ちてしまいました。外観も然ることながら、内装やステンドグラスも含めてとても美しい大聖堂だったので、早期の再建を心よりお祈り申し上げます……
というわけで観光を終え、日本に帰るために再びシャルル・ド・ゴール空港にやって来ました。ターミナル2だけで何個も建物があるので迷いそうになります。
シャルル・ド・ゴール空港
帰りは日本航空(JAL)の飛行機でした。初めての海外ひとり旅で、約2週間日本を離れていたこともあり、日本語の丁寧なアナウンスが聞こえてきた時は「おかえりなさい」と言われているようで、自然と涙が出てくるようでした。
おかえりなさい
というわけで無事に日本まで帰ってこれました。「写真で振り返るうさぎ旅2015冬」はこれで終了です、ありがとうございました。
本記事は、2015年2月の旅行の写真をまとめたものです。その3はフランス編です。
その2はこちら。