写真で振り返るうさぎ旅2015冬 その1 フィンランド編

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本記事は、2015年2月の旅行の写真をまとめたものです。その1はフィンランド編です。

その1 フィンランド編

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というわけで、フィンエアー(フィンランド航空)の飛行機に乗って成田空港からフィンランドの首都ヘルシンキまでひとっ飛びしました! 初めての海外旅行だったので、海の向こうにユーラシア大陸が見えた瞬間は感動しました。

ユーラシア大陸

着陸直前


ヘルシンキ (フィンランド)

  • Helsinki

    ヘルシンキ

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というわけで約10時間でヘルシンキ・ヴァンター空港に到着しました!

ヘルシンキ・ヴァンター空港

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しかし、飛行機を降りる時にeチケットの控えを席に忘れてきてしまい…… 初めての海外、しかも一人旅だったので勝手がわからず、入国審査を前に「入国審査でチケット要るのかな??」と超テンパってしまいました。

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まぁ、乗り換えをしないので飛行機を降りたらチケットは要らなかったんですけどね…… 無事に入国審査もパスできたので、観光開始です。当時は空港まで鉄道が通っていなかったので、バスで中央駅に向かいます。

ヘルシンキ中央駅


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夜行列車で北に向かうので、それまで市内で暇をつぶします。空港で知り合った日本人の大学生のおねーさんが一緒に街歩きしてくれました。海外に慣れてる人が近くにいると、初心者としては本当に心強いです……

ヘルシンキの街並み

トラム(路面電車)

ヘルシンキ大聖堂


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夜行列車の時間になったので、北極圏の入り口の街・ロヴァニエミに行くために列車に乗ります。旅行客の間では「サンタクロース・エクスプレス」とも呼ばれている寝台列車で、シャワー付きの良い部屋を選んだので快適でした。

ヘルシンキ中央駅

車内


ロヴァニエミ (フィンランド)

  • Rovaniemi

    ロヴァニエミ

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というわけで約半日かけて北極圏の入り口の街・ロヴァニエミに到着です! この街の郊外にはフィンランド系サンタクロースの総本山とも言えるサンタクロース村があるので、そこが旅の最初の目的地です。


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駅は街の南のはずれにあるので、市街地の中心エリアまで歩きます。気温はちょうど0℃くらいだったので、この日はそれほど寒くなく、むしろ北海道や新潟県みたいな懐かしい空気でした。


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というわけで20分くらい歩いて、市街地の中心エリアの広場(Lordin Aukio)まで来ました! だからといって特別に何かがあるわけでもないんですが……

Lordin Aukio 周辺


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スープの炊き出しをやっていたので、せっかくなのでいただくことにします。寒い中にいるとこういう素朴な食べ物が体にも心にも沁みますね……

炊き出し

あたたかいスープ


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広場から東に歩いていくと、ケミ川が流れています。冬なのでその大部分は凍っているんですが…… そして街のシンボルでもあるろうそく橋(Jätkänkynttilä)が見えます。とても美しい橋なので大好きです。

ケミ川

川の大部分は凍っている

ろうそく橋(Jätkänkynttilä)

下流側


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寒くなってきたので、ショッピングセンターの中に入りました。こんなところにも「サンタクロース公認」の垂れ幕が下がっていて、この街がどういう雰囲気の街なのかよく分かりますよね。はぁ、好き。

ショッピングセンター

「サンタクロース公認」


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さて、バスに乗っていよいよ郊外のサンタクロース村に行きます! サンタクロース村は日本で言うところの道の駅みたいなスタイルなので、敷地内は特に入場料も払わずに歩き回ることができますよ!

サンタクロース村行きのバス

サンタクロース村の入り口

地図

郵便局 (Santa Claus Main Post Office)

メインオフィス (Santa Claus Office)


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敷地内には「ここから先が北極圏」みたいなオブジェもいくつかあります。実際の北極圏の境界は数kmの範囲で刻々と変動しているんですが、ここまできたらもうほぼ北極圏なので、厳密に気にしなくてもいいと思います。

向かって左側が北極圏

北極圏についての各国語での解説


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メインオフィスの奥まで行けば、サンタクロースとお話をすることもできます。写真撮影は有料ですが、それ以外は特に料金を払わなくても大丈夫ですよ。新潟県民のわたしには新潟県のお話をしてくださいました。日本語で

メインオフィス (Santa Claus Office)

この奥に進むとサンタクロースとお話ができる


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あとは、サンタクロース村の郵便局は本物の郵便局なので、ここから特別な消印付きの国際郵便を出すこともできますよ! 普通のポストの他に、クリスマスの時期に配達してもらうための特別なポストもあります! 窓口で買った切手を貼るのを忘れずに!

左が普通のポスト、右が特別なポスト (2019年撮影)

各国から集まった手紙を仕分けるための棚

日本からの手紙

おみやげ屋がずらりと並ぶ


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昔、あるブログに「おみやげ屋しかないし、サンタとの写真も高いし、面白くない」みたいに書かれていたのを見て、確かにクリスマスやサンタクロースに興味ない人にとってはそうだろうなーと正直思いました。

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逆にフィンランド系サンタクロースの総本山なだけあって随所に「本物らしさ」が垣間見えるので、クリスマスやサンタクロースが大好きな人にとっては天国ですよ! それこそ、おみやげ屋なんて「世を忍ぶ仮の姿」ですし。

夕方のサンタクロース村

夜景は昼の短い冬季にしか見ることができない

帰りのバスの時間には注意


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というわけで市街に戻ってきました。夜行列車でヘルシンキに戻るので、それまで時間をつぶします。冬季ということもあって、空いている施設もあまりないので、散歩と夕食くらいしかすることありませんでしたが……

ロヴァニエミ教会

Lordin Aukio 周辺

ロヴァニエミ駅

雪国名物、すっかり雪の積もったベンチ

ヘルシンキ行きの夜行列車


ヘルシンキ (フィンランド)

  • Helsinki

    ヘルシンキ

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というわけでふたたびヘルシンキに戻ってきました! ヘルシンキではここから4泊ほどお世話になります。

ヘルシンキ中央駅

ヘルシンキ中央駅 構内

ヘルシンキ中央駅


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ヘルシンキのシンボルといえば、なんと言ってもヘルシンキ大聖堂です。中央駅からも歩いてすぐの真っ白な建物です。

ヘルシンキ大聖堂と元老院広場

内部


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ヘルシンキはコンパクトな街なので、トラム(路面電車)に乗らなくてもそこそこ観光できてしまいます。海がすぐそこにあって、ゆるやかな坂も多いので、写真映えする景色がたくさんあるのも良いですね。


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奥に見える少し独特な雰囲気の建物は、ウスペンスキー大聖堂です。ロシアの支配下にあった時代に建てられました。今でもフィンランド正教会によって使われていますよ。

ウスペンスキー大聖堂

内部

ヘルシンキ大聖堂の方を見渡す


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ふたたび街歩きの風景です。トラム(路面電車)のある風景っていいですよね。

トラムのある風景

除雪用のトラム

カンピ地区


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中央駅からも歩いてすぐのカンピ地区にはカンピ礼拝堂があります。かわいらしくて、こぢんまりとした木製の礼拝堂です。都会のアスファルトに生えたニンジンみたいでかわいいですね。

カンピ礼拝堂

礼拝堂内

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カンピ礼拝堂内は、後日撮影禁止になったようです。最新情報は現地でご確認ください。


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さらに北に行くと「岩の教会」として有名なテンペリアウキオ教会があります。岩をくり抜いて作られた斬新な教会です。ピアノやオルガンのコンサートもたまにやっているようなのでオススメですよ!

テンペリアウキオ教会 入口

教会内部

教会外観はまさに岩山


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ヘルシンキ観光にはヘルシンキカードがオススメです。少し値は張りますが、アテネウム美術館を始め色々な博物館や美術館に入れるほか、トラム(路面電車)や地下鉄などの交通機関にも乗れるので大変便利ですよ!

デザイン博物館

デザイン博物館

国立博物館


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移動の大部分はトラム(路面電車)で賄えるんですが、ヘルシンキには地下鉄も通っていますよ。なかなか特徴的なデザインの車両に、地下深くに作られた駅、どちらも興味をそそりますよ。

ヘルシンキ地下鉄

カンピ駅

ヘルシンキ大学駅に続く通路

ヘルシンキ大学駅

地下深くに続く長いエスカレーター


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街並みそのものが綺麗なので、夜のヘルシンキの風景もなかなか味があります。ヘルシンキはいいですよ!


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さて、今度はフィンランド湾に浮かぶ世界遺産スオメンリンナ要塞に行こうと思います。ヘルシンキから数十分に1回の頻度でフェリーが出ているので、簡単に行けますよ。

スオメンリンナ行きのフェリー

ヘルシンキ大聖堂とウスペンスキー大聖堂が見える

海上から見たヘルシンキ


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海上はめちゃくちゃ寒いですが、フェリーは屋内にも席があるので安心です。20分くらいするとスオメンリンナが見えてきます。

スオメンリンナ要塞

現在でも軍関連の施設が置かれている

上陸


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スオメンリンナには様々な博物館があるんですが、そのほとんどは夏季限定なので、冬はこのスオメンリンナ博物館くらいしか開いてません…… ここに来るなら5月~9月の夏季がおすすめです。

スオメンリンナ博物館

潜水艦ヴェシッコ 夏季になると中に入れる


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この要塞は世界遺産でこそあるんですが、住居地区もあって、住民が普通に暮らしています。港にも日用品の売店がありますし、それもあってか非常にのびのびとした雰囲気が漂っている場所です。

住居地区の様子

住居地区の看板

犬の散歩


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とはいえ、無造作に置かれた大砲などが、この要塞の歴史を無言で物語っています。日本ではあまり見れないので、非常にものものしいです。


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あと、冬はあちこちが凍っているので、海に落ちないように注意が必要です。人通りもまばらなので、氷点下の海に落ちても誰も助けてくれません。危ないところには近寄らずに、自分の身は自分で守りましょう。

King's Gate

一面の氷、眼下には氷点下のフィンランド湾

「滑落注意」の看板


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ヘルシンキについては以上です。次はヘルシンキからフェリーでエストニアに行った時の写真に続きます。


その2 エストニア編に続く