「睡蓮、柳の反映」が常設展入り! 国立西洋美術館を巡る

いざ国立西洋美術館へ

国立西洋美術館
The National Museum of Western Art
東京都 上野
Ueno, Tokyo, JAPAN
04 Oct 2019
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というわけで、上野の西洋美術館に来ました!

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今日は、先日の松方コレクション展で初公開されたモネの「睡蓮、柳の反映」が常設展入りしたということで、早速見に来ちゃいました。ついでに常設展の雰囲気についても記事の中で軽く紹介しようと思います。

夜の国立西洋美術館

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普段は夕方までしかやってないんですが、金曜と土曜は開館時間が長くて、しかも17時以降は誰でも無料で常設展に入れるのが素晴らしいですよね!

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……まぁ、わたしは中学生なのでいつでも無料で入れるんですけどね。

Information

小中学生や高校生、国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の大学生・短大生・高専生などは、いつでも無料で常設展に入れる。観覧料や開館時間の詳細は下記リンク参照。

無料で入る場合も、チケット売り場に行く必要がある


エントランス

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ちょうど特別展の無い時期なので、いつも特別展のグッズ売ってるスペースがかなり寂しいですね……

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さてさて、気を取り直して常設展に入りますか。


常設展 本館1階

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中に入ると、いきなりロダンの作品群がお出迎えですね。西洋美術館の沿革を紹介するスペースもありますが、今回は端折ります。気になる人はWikipediaを見てください。


常設展 本館2階

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スロープをのぼって2階に来ました。本館2階はおよそ14世紀~18世紀までの作品が飾られています。時計回りに進むと古い方から順番に見れますよ。


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この壁のあたり、よく見ると柱が神殿みたいでかっこいいなあ……

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あれ、9月まで展示されていたはずのカペ先生の自画像が無くなってる…… ひーん、次は何ヶ月後だろう……

カペ先生の自画像 (2019年9月撮影)

Information

展示内容は定期的に入れ替わるので注意。最新の展示作品は公式ウェブサイトで確認可能。



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西洋美術館といえば「松方コレクション」由来の作品群が有名ですが、「橋本コレクション」と呼ばれる指輪コレクションも収蔵されているんですよね。

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わたしはそっちの道は全然詳しくないんですが、本館をぐるっと回り終えて新館に行く前に、一目見てみてはどうでしょうか。


常設展 新館2階

本館から新館への入口

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さて、本館を1周したので今度は新館に行きますか。新館には主に19世紀以降の作品が展示されています。「松方コレクション」の作品も多くなってきますよ。

新館2階

吹き抜けからは新館1階の展示物も見える


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こっちの部屋に来ると、シスレー、ドガ、セザンヌ、ブーダンといった印象派画家の絵が多く見られるようになります。

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ブーダンの絵にしては空の色が淡いなーって思っていたんですが、よく見ると洋服の赤色とかは鮮明なので、このほんのり雲のかかった淡い色の空を描きたかったんでしょうか…… ううむ、むずかしい。

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そんな感じで、何度来てもあれこれ考えさせられるので面白いです。この部屋に入り浸っているうちに印象派画家の区別がつくようになりました。有名な画家の絵はひととおり揃っているので、入門用にも最適ですよ!


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そして次の部屋が、いわゆる「モネの部屋」ですね。

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おおお…… 本当に「睡蓮、柳の反映」が展示されている……

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松方コレクション展で見た時も思いましたが、やはり痛ましいですね…… ただ、前回がっつりショックを受けたのと比べると、今回は少し印象が違いますね。

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あくまで「モネの部屋」の作品のひとつとして、痛ましい姿ではありますが堂々とそこに鎮座しているかのような印象を受けます。「腐っても鯛」ではありませんが、傷んでも名画、という感じでしょうか。

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そして、「睡蓮、柳の反映」が展示ラインナップに加わったことで、今回から他のモネ作品のスペースが少し減っちゃいましたね。それだけは残念な点かも……


常設展 新館1階

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さてさて、今度は新館1階に降りてきました。階段を降りたところで絵画の部屋と彫刻の部屋に分岐するので、どっちに進んだらいいか毎回分からないんですよね…… 今回は彫刻の部屋から見てみます。


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そして、19世紀末ごろから20世紀初頭の絵画の部屋です。ゴッホ、ゴーガン、シニャックとかですね。


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そして最後は、ピカソなど20世紀の作品の部屋です。わたしの一番苦手な分野なので、小走りで通過します。


常設展出口

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というわけで常設展から出てきました。常設展の出口付近にはくつろげるソファーや読書コーナー、カフェ「すいれん」などがあるので、ひと休みしますか。

読書コーナー

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エントランスの奥の方にはミュージアムショップもあります。ポストカードなどもたくさんあるので、お気に入りの絵を自宅でも楽しみたいっていう人は要チェックですね!


屋外

エントランスから東京文化会館の方を臨む

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ひととおり紹介して回ったので、すっかり遅い時間になっちゃいましたね…… 早くアトリエに行かないとユキさんに怒られちゃう……

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そういえば、「地獄の門」のライトアップを敷地内でじっくり見れるのも、夜まで開館している金曜と土曜ならではですね。


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というわけで、西洋美術館はいいですよ! 何度も言いますが、夜まで開館している金曜と土曜が特にオススメです。17時以降は誰でも無料で常設展に入れますしね!

  • The National Museum of Western Art

    国立西洋美術館

    住所
    東京都台東区上野公園7番7号
    アクセス
    JR上野駅 公園口から徒歩1分
    営業時間
    9:30~17:30
    金曜土曜のみ9:30~20:00 (夏季など21:00)
    注意事項
    月曜休館 (祝日前後に例外あり)
    リンク
    公式ウェブサイト