都響プロムナードコンサート No.385 雑感

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この記事の内容は、うさぎの主観がメインとなります。そのため、一般的な解釈や作曲者の意図とは必ずしも合致しません。ご理解いただける方のみお読みください。

サントリーホール
Suntory Hall
東京都 港区
Minato, Tokyo, JAPAN
08 Feb 2020

導入

うさぎ

というわけでサントリーホールに来ました!

雪貴

今日は都響(東京都交響楽団)の定期公演のひとつ、プロムナードコンサートに来たんだよね。

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東京都交響楽団 プロムナードコンサート No.385
2020年02月08日(土) 14:00開演
サントリーホール 大ホール
指揮:小泉和裕

ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
リスト:交響詩「レ・プレリュード」
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」前奏曲「モスクワ川の夜明け」
ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」より「剣の舞」「バラの乙女達の踊り」「レズギンカ」
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
ビゼー:「アルルの女」第2組曲

※一部表記を公式アナウンスの表記から変更しています。

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プロムナードコンサート
都響の定期公演のひとつ。「休日の午後、おなじみの名曲や親しみやすい音楽とともにお過ごしいただく、いわば"名曲の散歩道"」と謳っているが、比較的マイナーな曲が取り上げられることも多く、いわゆる「通好み」な一面も併せ持っているプログラム。初心者からベテランまで幅広く楽しめるのでオススメ。

うさぎ

今回は割と一般的に馴染みのある曲が多いですね、「剣の舞」とか「アルルの女」とか。中盤はわたしの好きなロシア系作曲家の曲が並んでいますが、ヴェルディとリストの曲はあまり聴いたことないなぁ……

雪貴

馴染みのあるポピュラーな曲たちを並べつつ、一般的な有名曲で攻めずに割とマイナーな方面から攻めてくるあたり、実に都響らしい良いチョイスだと思うよ。今回はちょっと統一感がない気もするけど。

うさぎ

今季のプロムナードコンサートのテーマは「五大陸音楽めぐり」だそうなので、バラバラしてる感じがちょうどいいんじゃないですか?

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読者の情報提供による追記:
公式ウェブサイトでは「多彩なだけではなく『運命』を描いた曲が並んだプログラム」という紹介がされており、今回のプログラムは「運命のドラマ」もひとつのテーマとなっているようです。

雪貴

第1回が「アメリカ」、第2回が「アジア・オセアニア」、第3回が「ロシア」という感じだったみたいだけれど、第4回と第5回は合わせて「ヨーロッパ」なのかな? 「アフリカ」は一体どこへ……

うさぎ

まぁ、いい演奏なら何でもいいじゃないですか。寒いですし早く中に入りましょうよ。


感想

終演後

うさぎ

というわけで感想合戦です。

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1曲目
ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲

うさぎ

1曲目、いきなり知らない曲なのでユキさん解説お願いします。

雪貴

いや、私もヴェルディは詳しくないから何も言えないんだけどさ……

雪貴

ヴェルディといえばイタリアオペラを数多く残した有名な作曲家だよね。この曲もオペラ「運命の力」の序曲だね。ちなみにこのオペラ、元々はロシアのマリインスキー劇場から委嘱されて作ったみたいだね。

うさぎ

今日のコンサート、何気にロシア成分が強めですね。後半はロシア系作曲家ばかりですし……

雪貴

ちなみに初演の感触は芳しくなく、その後大きく改訂をしたらしい。この序曲が追加されたのも改訂版からみたいだね。

雪貴

そして個人的に興味深いのが、当時のイタリアオペラは長大な序曲は廃れつつあったらしく、ヴェルディがオペラで序曲を用いたのもこの曲が最後なんだって。

うさぎ

へぇー、なんか勉強になりますね…… そもそも序曲と前奏曲の違いがよく分かってない人間なので、そのあたりの違いも教えてもらえると助かります。

雪貴

すごくざっくり言うと、序曲は全体のダイジェスト、つまり予告編みたいな感じかな。「竹から生まれたかぐや姫、とても美人だったので様々なイケメンに言い寄られてしまうが、実はその正体は――!?」みたいな。

雪貴

それと比べると前奏曲は「今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり」みたいな感じ。そのまんま本編の導入部分として考えていいと思うよ。たまに違うのもあるけど。

うさぎ

おそろしくざっくりした喩えですね……

うさぎ

で、曲そのものは穏やかなパートと激しいパートが交互に合わさった、スタンダードな感じの序曲でしたね。激しくなるところがかっこよかったです。

うさぎ

強いて言うなら、恋人との甘い雰囲気と、逃れられない運命の苦しみ、という感じでしょうか。たしかオペラのあらすじもそんな感じでしたよね?

うさぎ

恋人の父を殺してしまい、恋人の兄に命を狙われることとなり、決闘の果てに重傷を負い、さらに恋人の命まで奪われてしまう…… オペラはどうしてこうも救いのない話ばかりなのでしょうか。

雪貴

当時の上流階級の娯楽とはいえ、立ち位置的には今で言うところのテレビドラマみたいな感じだから。ほら、そういうドラマって昨今も結構あるじゃない、そんな感じだよ。何百年経っても人の娯楽の中身って変わらないよね。

うさぎ

わたし的にはもっとこう、プリキュアやスーパー戦隊みたいな王道ものの勧善懲悪ストーリーがあればいいんですけど、因果応報的に人生の崖から滑り落ちるような作品はちょっと……

雪貴

もしかしたら、他人を蹴落とさないと自分が上に行けない、みたいな世相が当時の上流階級にあって、それが如実にフィクション界にも反映されているのかもね。あくまで私の想像だけれど。


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2曲目
フランツ・リスト:交響詩「レ・プレリュード」

雪貴

前奏曲」とも呼ばれることのある曲で、リストの作曲した13の交響詩のうち最も有名な曲だね。

うさぎ

そもそもリストの作曲した13の交響詩をひとつも知らない件について。というか、リストってピアノ曲のイメージしかなかったです……

雪貴

まぁ、リストといえば超絶技巧の「ピアノの魔術師」というイメージが先行するのはわからなくもない。ベートーヴェンの交響曲全曲をピアノ編曲したりしてるしね。

うさぎ

この曲は事前に何回か聴いた印象だと純然たる純粋音楽という感じだったんですが、いちおうテーマとしては「人生の前奏曲」って感じなんですね。パンフレットにそう書いてありました。

雪貴

パンフレットの言葉を引用すると、曲のタイトルはラマルティーヌの詩の「人生とは死という未知の歌への前奏曲である」という意味からとられたものなんだってね。

うさぎ

その前提に立って聴いてみたら、苦悩と葛藤、平穏と安寧、そして闘争、といった雰囲気が音楽から伝わってくるような気がしました。まるで「人生とは戦いである」とでも言わんばかりに。

うさぎ

そして最後は「これが人生というものである。しかし、これは前奏曲に過ぎない。君だけの人生をここから先も歩んでゆけ」というようなメッセージを感じるような壮大なフィナーレでした!

雪貴

我々のような10代や20代が聴いたらそういう感じ方になるかもしれないね。でも40歳や60歳を超えてからだと、また別な感じ方になりそう。

うさぎ

「50、60、たかだかつぼみ。70、80、働き盛り。90になって迎えが来たら、100まで待てと追い返せ」って言うくらいですし、何歳が聴いても「人生まだまだこれからだぜ」って感じでたぶん大丈夫ですよ、きっと。

雪貴

お前は一体どこでそんな言葉を覚えて来たんだ。

うさぎ

それにしても、テーマありきで考えるとなかなか深い曲ですね。今日1日聴いただけじゃ全部掴みきれません。これからもたまに聴いてみて、理解を深めるようにしたいです。

雪貴

比較的有名な曲だし、またいつか生演奏を聴ける機会はあると思うよ。リストの他の交響詩も聴いてみるといいかもね。


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3曲目
モデスト・ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」前奏曲「モスクワ川の夜明け」

雪貴

モスクワ川の夜明け」という題名で有名だけれど、元々はオペラ「ホヴァーンシチナ」の前奏曲だね。

うさぎ

澄み切った朝の空気を感じるような、透き通った綺麗な曲ですよね。モスクワ川の川辺の涼しげな憧憬が自然と思い浮かんでくるようです。

クレムリンの城壁のほとりを流れるモスクワ川

雪貴

ロシアの歴史物オペラの例に漏れず、「ホヴァーンシチナ」もなかなか血みどろなストーリーなんだけれども、それを全く感じさせないような、あるいはわざと対照的な印象を持たせるような、静かで明るい曲だよね。

うさぎ

その情報は聞かない方がよかったなぁ……

雪貴

「ホヴァーンシチナ」はロシア国外だと非常にマイナーな演目だけれど、ロシアに行けば上演機会はそこそこあるみたいだね。私も1回くらいは生で見てみたいな。


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4曲目
アラム・ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」より「剣の舞」「バラの乙女達の踊り」「レズギンカ」

雪貴

バレエ「ガイーヌ」の曲から代表的な3曲だね。まずは有名な「剣の舞」。

うさぎ

「剣の舞」は、今日のプログラムの中で一番有名な曲と言っても過言じゃないですよね! 攻撃力をぐーんと上げてくれそうな曲です!

雪貴

お前は何のゲームの話をしているんだ。

うさぎ

それにしても「ガイーヌ」の曲は打楽器が大活躍で、打楽器パートを見るのが楽しいです! 太鼓類もそうですし、木琴鉄筋の怒涛の連打もたまりませんね!

うさぎ

大音量かつハイペースで進むので、緊張感が半端なかったです。でも今回は3曲連続の演奏なので、「剣の舞」の演奏が終わっても拍手を我慢しなければいけないのはしんどかった……

雪貴

都響のお客さん、誰一人としてフライング拍手しないのは訓練されている感があるよね。私はそういうところ割と好き。

うさぎ

今日はライトな演目だったので、ビギナーな方々もだいぶ多そうでしたけどね。


雪貴

次は「バラの乙女達の踊り」だけど……

うさぎ

バラの乙女といえば、やっぱりあの作品ですよね!

雪貴

このオタクは絶対言うと思った。全く関係ないからね

うさぎ

ひーん…… でも「ガイーヌ」って「剣の舞」と「レズギンカ」のイメージしかないんですが、この曲も有名なんですか? 確かに特徴的で楽しい曲でしたけど。

雪貴

CDとかでも小品として比較的取り上げられる機会の多い曲だね。他にも有名な曲はいくつかあるよ。


雪貴

で、最後は「レズギンカ」。

うさぎ

日本ではスネアのおっさん(サモイロフ氏)の爆発的な演奏で有名になった曲ですよね!

雪貴

こら、いい加減な解説をしないように。確かにフェドセーエフ指揮の爆速「レズギンカ」は有名だけど。

うさぎ

でも今日の「レズギンカ」は普通のペースでした。爆速に慣れてしまった後だと、少し雰囲気が違いますね。

雪貴

慣れてはいけないものに慣れてしまっているね……

うさぎ

それはそれとして、やはりこの曲は「音の圧」が凄いですね! 音響のいいサントリーホールということもあって、ホール全体が響いていて、まるでスピーカーの中にいるみたいでした!

雪貴

それは確かにそうだね。曲そのものも今時のロックバンドの曲よりヘビーでロックでノリノリな感じだもんね。

うさぎ

ちなみに爆速「レズギンカ」はだいたいこんな感じです。参考までに。


うさぎ

ところで、バレエ「ガイーヌ」の全編ってどこに行けば見られるんですか? 日本じゃ上演機会なさそうですけど。

雪貴

うーん、ロシアの主要劇場のレパートリーには見当たらないね。稀に上演されているみたいだけれど……

雪貴

大祖国戦争(第二次世界大戦)の影響が大きい作品だから、そのあたりも作品の評価に絡んでいるのかもね。いずれにせよ、現時点では「生きているうちに見られたらラッキー」ってレベルのレア演目だと思うよ。

うさぎ

ひーん、そんなにレアなんですね……


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5曲目
ニコライ・リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲

雪貴

スペイン奇想曲」は、リムスキー=コルサコフの曲の中では交響組曲「シェヘラザード」や「ロシアの復活祭」と並んで有名な曲だよね。一般的に有名かどうかは置いといて。

うさぎ

わたしは交響組曲「アンタール」や交響曲第3番の方が好きですけどね。知名度に差がありすぎて解せぬ……

雪貴

こら、わがまま言わないの。

うさぎ

ところで、リムスキー=コルサコフといえば前述の「シェヘラザード」や「アンタール」などオリエンタルでアラビア風の曲が多いですけど、この曲はスペインの民謡が題材なんですよね。どうしてなんですか?

雪貴

それは、私もそこまで見識が深くないので分からない。あえて言うなら「そこに山があったから」としか…… 今風に言うなら「スペイン民謡にいい感じのメロディーがあったので編曲してみた」みたいな?

雪貴

主題はともかく、この曲はリムスキー=コルサコフの優れた管弦楽法のセンスが遺憾なく発揮されているという側面で評価が高いんじゃないかな。

うさぎ

そういう意味では「奇想曲」とついているだけあって、確かにかなり自由な形式ですよね。

うさぎ

今日はこの曲はかなりのんびりゆったりとした演奏だったので、若干眠くなってしまいましたが、そのぶんクライマックスの加速っぷりが際立ってましたね。一気に目が覚める感じでした。

雪貴

前半最後の「レズギンカ」で爆発しすぎたのか、音の響きが少し飽和気味だったのが気になったなぁ。


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6曲目
ジョルジュ・ビゼー:「アルルの女」第2組曲

雪貴

戯曲「アルルの女」のためにフランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーが作曲した曲のうち、代表的な曲を集めたのが第1組曲と第2組曲だね。今日演奏されるのは第2組曲の方だよ。

雪貴

ちなみに第1組曲は作曲家自身が選んだのに対して、今回の第2組曲はビゼーの死後にエルネスト・ギローという作曲家が編曲したものだね。

うさぎ

わたしはそれらを基にして作られたバレエ版を見たことがあります。許嫁との結婚を控えた若い男性フレデリが、アルルの地で見た女性に心奪われ、その女性が結婚することを知って恋の痛みに身を滅ぼしてしまい、最後は身投げするという壮絶なストーリーでした。

雪貴

んー、まぁ、だいたいあってるからいいか…… 「恋は盲目」にして「恋の病」を地で行くような感じだよね。


雪貴

組曲は4曲から構成されている。まず第1曲は「パストラール」。

うさぎ

パストラールって田園とか牧歌とかそういう意味だと思うんですけど、全然ぼっかぼっかしてないですよね。かなり荘厳な雰囲気を感じます。

雪貴

ちょうど半分くらいで違う雰囲気のメロディーに切り替わって、最後にまた荘厳なテーマが戻ってくるよね。荘厳なテーマ以外の部分は結構牧歌っぽいというか、ぼっかぼっかしてると思うけどなぁ……


雪貴

続いて第2曲は「間奏曲」。

うさぎ

いい加減な感想ばかりで申し訳ないんですが、なんというか「間奏曲」としか言いようのない感じの雰囲気ですね。雰囲気もメロディーも良い雰囲気だとは思うんですけど。

雪貴

メロディーにうっとりしていたらいつのまにか終わっていた。


雪貴

第3曲は「メヌエット」。この曲は特に有名だよね。

うさぎ

このフルートの甘美な旋律はとても有名ですよね。「アルルの女」といえばこの曲って感じですし、「アルルの女」の名前を知らなくても曲を聴けばピンとくる人は多いと思います。

雪貴

ところがどっこい、この曲は元々「アルルの女」とは無関係の曲なんだよね。ビゼーの作曲した別の作品である、オペラ「美しきパースの娘」の曲から転用してきたみたい。

うさぎ

えっ…… 信じられません。わたしは今までこの曲が「アルルの女」の曲だと騙されていたってことですか。幻滅しました。謝罪と賠償を要求します。

雪貴

誰に言ってるんだよ……

うさぎ

でも実際に生で聴いてみると、フルート以外にも色んな楽器が結構表に出てくるなあ、という印象でした。フルートだと思っていた箇所にオーボエが混じっていたりとか。生演奏だとそういうのが感じられて面白いです。


雪貴

そして第4曲「ファランドール」、いよいよ「アルルの女」の重苦しいメインテーマが登場って感じだね。ちなみに、このメインテーマはプロヴァンス民謡「3人の王の行列」が元となっているみたいだね。

うさぎ

重苦しいメインテーマも有名ですけど、明るく駆け抜けるような舞曲のメロディーもまた有名ですよね!

雪貴

そして、ふたつのテーマがピッタリと重なって襲いかかってくる、とても効果的で盛り上がる表現だよね。ビゼーの作曲家としての凄みがよく伝わってくるようだよ。

うさぎ

でも、ビゼーの有名な曲ってこの「アルルの女」とオペラ「カルメン」くらいですよね? にわかなのでよく知りませんけど……

雪貴

1発どころか2発も大きいのを当てている時点で大した作曲家だと思うけどね…… でもオペラ「カルメン」なんて世界的に有名な演目だし、これを機会に他の曲も色々と聴いてみればいいんじゃないかな?

うさぎ

うーん、おフランスな作曲家はあまりわたしの肌に合わないんですけど……

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何かおすすめの曲があればどんどん教えてください。

うさぎ

でも前半最後の「レズギンカ」もそうでしたけど、この「ファランドール」もなかなか爆発的に盛り上がりましたね! 絶頂の中にフィナーレって感じで良かったです!

雪貴

フィナーレまであっという間だったね。知っている曲が出てきてからは特に。


サントリーホール周辺

雪貴

というわけで、今日はどうだった?

うさぎ

いやー、音楽って楽しいですね。

雪貴

何を当たり前のことを言っているんだ。「おんがく」って漢字で書いたことある?

うさぎ

いや、直近のコンサートはショスタコーヴィチみたいな重いテーマの曲が多かったので、つい…… 今日みたいにそこそこ有名な曲をアソートにした感じのゆるふわ系プログラムは、癒しのかたまりですね。

うさぎ

あと小泉さんと都響のコンビは安定感がありますね! こっちも安心して聴いていられます。

雪貴

都響との関係も長いみたいだからね。かれこれ40年以上なんだっけ? あと大野さんとインバルも安定して聴いていられるよね。

うさぎ

40年以上ってすごいですね…… 今から40年前って明治でしたっけ? それとも大正?

雪貴

昭和50年代だよ。お前の頭はいつまで戦時中のつもりなんだ。