ウジェーヌ・ブーダン展


というわけで新宿に来ました!

今日はSOMPO美術館に「ウジェーヌ・ブーダン展」を観に来たんだよね。


ちなみに今回は新宿のSOMPO美術館だけど、このあと1年かけて東日本を中心に各地を回るそうだよ。

モネの絵とか好きそうな人にブーダンの話をすると、半分以上が「誰?」と言われそうなくらいの知名度ですが…… ウジェーヌ・ブーダンは19世紀フランスの画家ですよね。モネにちゃんとした絵の描き方を教えた人、と言えばイメージしやすいでしょうか。

それは偏見も入ってそうだけど… 印象派というよりは、もっと大きな括りである外光派と言う方が適当なのかな。印象派の大御所と比べると知名度は少ないかもしれないけれど、手がけた作品は目を見張るものが多いよね。

ブーダンの作品は、国内だと国立西洋美術館に大きめの絵がある程度で、海外の美術館でもそこまで見かけませんが……

ウジェーヌ・ブーダン「トルーヴィルの浜」(参考:国立西洋美術館)

なんと、今回の巡回展ではブーダンの絵が100点以上も集められていますからね! スケッチもたくさんありますよ!

しかも今回のブーダン回顧展は、日本ではなんと30年ぶりらしいね。

……は? ブーダンの偉大さを鑑みたら毎年やってしかるべきじゃないですか。モネ展、ゴッホ展、ブーダン展。テレビ番組もちゃんと、ドーヴィルの海水浴を特集したり、トルーヴィルの浜でBBQをしてください。

急に俗っぽい喩えをするなよ、寒暖差でこっちまでお腹の調子が悪くなってくる……



さて、SOMPO美術館では5階→4階→3階の順番で展示がされていますが、なんと5階の作品は撮影可能でした! こういう特別展で撮影できるなんて神ですね!

こら、美術館では静かにしなさい。学芸員の人がこっち睨んでるでしょ。

ひーん、げんこつは痛いので勘弁してください……

ウジェーヌ・ブーダン「ドーヴィル」

ウジェーヌ・ブーダン「カマレ、湾、干潮」

あとあと、ブーダンの低知名度に納得のいかないファンとしては、道中の解説で「ブーダンが絵を教えなければ、モネは平凡な風刺絵作家のままだっただろう(意訳)」みたいなことがちゃんと明記されていて大変よかったです。

それはこじらせすぎな気もするけれど…… でもまぁ、実際にブーダンが与えた影響は書いてあった内容からでも充分すぎるくらいに伝わってくるし、このエピソードを持ち帰ってくれる人が何割かいるだけでも嬉しいよね。

なお、5階以外は撮影禁止だったので割愛します。

ベルの印象に残った絵は何かあった?

4階にあった、空を中心とした絵が大変よかったです。特にサン=ロー美術館所蔵の夕日の絵ですね。青い絵しか見慣れてなかったので、ここまで赤い絵もしっかり表現できるんだなーと、ただただ感服です。さすが外光派。

夕日の絵以外にも、雲のなかに赤みが含まれていたり、ブーダンもそういう色づかいをちゃんとするんだな、ってことが分かって安心(?)しました!

私も同じく4階なんだけど、ブーダンといえば海の絵という印象だったから、山の中の絵とかが見れて新鮮だったな。これらはチェコのリベレツ州立美術館のコレクションの絵だね。

そういえば、静物画もありましたね。なんというか、色合いが重くて…… 外光派が室内で絵を描くと、どうしてもああいう色合いになっちゃうんでしょうか。セザンヌの静物画なんかもああいう暗い色合いですよね。


SOMPO美術館 ミュージアムショップ

というわけで、どうだった?

素晴らしい。そのひとことに尽きます。

小学生並みの感想…… 中学生なんだから、もっと踏み込んだ感想をだね。

途中で色々喋ってたのでそれ以上のものは出てこないんですが……

あえて挙げるなら、スケッチもたくさん見れたのはよかったです! 会場の展示の言葉をそのまま借りると、ブーダンも「素描をしなさい、素描を。絵画で重要なのはそれだけだ」と言っていたようですし。どこか見たことのあるシルエットの人物画のスケッチもあって大変よかったです!

スケッチ「トルーヴィルの海岸の貴婦人」の絵だね。あれは確かに、ブーダンっぽさみたいなのがあるよね。

クロード・モネ「トルーヴィルの海岸」(参考:英ナショナルギャラリー)

過去の写真を漁りましたが、ピッタリ該当する絵が見当たらなかったので同じようなモネの絵で誤魔化させてください。

まぁ、当時のおフランスの婦人はだいたいそういう格好だった、と言われたらしっくりくるかもしれない。

あと、こういう展覧会に行くと、あらためて現地の美術館に行きたくなりますね! 特別展ではだいたい撮影禁止ですし。わたしが撮りたいのは写真。

今回は個人蔵の絵も多かったけれど、それでもル・アーヴル、オンフルール、サン=ロー、ランス、リベレツ(チェコ)あたりから来ている絵が多かったね。まぁ、しばらく日本をぐるぐるしているわけだから、向こうに絵が帰るのはちょうど1年後くらいかな。だいぶ先だね。

ぐぬぬ、今すぐ行ってもまだ見れないわけですか…… まぁ、生きているうちに現地に見に行ければわたしは満足です。

SOMPO美術館 ミュージアムショップ


Eugène Boudin: maître de l'instantanéité
ウジェーヌ・ブーダン展 瞬間の美学、光の探求
- 場所
- SOMPO美術館
松本市美術館
山梨県立美術館
群馬県立近代美術館
美術館「えき」KYOTO
- 開催日時
- 東京:2026年4月11日(土)~6月21日(日)
松本:2026年7月7日(火)~8月30日(日)
山梨:2026年9月12日(土)~11月3日(火)
群馬:2026年11月28日(土)~2027年1月31日(日)
京都:2027年2月14日(日)~3月22日(月)
- リンク
- 公式ウェブサイト
ウジェーヌ・ブーダン展
SOMPO美術館 (東京)
2026年4月11日(土)~6月21日(日)
松本市美術館 (長野)
2026年7月7日(火)~8月30日(日)
山梨県立美術館
2026年9月12日(土)~11月3日(火)
群馬県立近代美術館
2026年11月28日(土)~2027年1月31日(日)
美術館「えき」KYOTO (京都)
2027年2月14日(日)~3月22日(月)