北角の朝



というわけで香港2日目です。うっかり早起きしてしまったので、朝食を求めて宿の周辺を歩いています。
前回の記事はこちら。

7時半のどこが早起きなのよ…… 日本と1時間時差があるから実質8時半じゃない。


それにしても、歴史のありそうな高層建築が……何というか、ごちゃごちゃしてますね。

建物の間はさらにごちゃごちゃしている

準備中の市場ばかりで、観光客が食事できそうなところはあまり無さそうね。



Chun Yeung Street Market (North Point)
北角・春秧街

仕方がないので大通りの方に行ってみますか……


あっ見てください! どこか懐かしい雰囲気のお店がありますよ、まるで日本の牛丼屋みたいですね!

どこか懐かしい雰囲気のお店

思いっきり「吉野家」って書いてあるじゃない。どこからどう見ても日本の牛丼屋よ。他に行きましょ。

ひーん…… でも日本の味が海外でどこまでローカライズされているかも気になるじゃないですか。

あら、そこのガード下にちょうどよさそうなお店があるからそこにしましょ。



香港は英語通じるから大丈夫だろうと油断していました。メニュー、広東語しかないじゃないですか。

というかさっきからずっとメニューに英語表記のありそうなお店を探していたんですが……無さすぎて諦めました。

香港の飲食店では「英語で書いてあったらラッキー」という程に広東語表記ばかり。

漢字だし、雰囲気はなんとなく分かるからいいじゃない。ところで「出前一丁」ってやつが香港の朝の定番って聞いたことがあるわ。

「出前一丁」ってインスタントラーメンの名前じゃないですっけ…… まぁいいやそれでお願いします。

早餐、つまり朝食セットの一丁麺

本当にインスタントラーメン(出前一丁)と思わしき麺が出てきた…… そのかわり調理済みの分厚いお肉とかも載っているので、お味は悪くないです。

フェリーターミナルを目指す


で、今日はマカオに行く予定でしたっけ。でもマカオってどうやって行くんだろう。

そうねぇ、バスでも行けるみたいだけれど高速船で行きたいわ。上環にフェリーターミナルがあるからそこに行きましょ。トラムでいいかしら?

かつては香港~マカオ間の交通手段は高速船が主役だったが、2018年の港珠澳大橋の開通以降はバスでもマカオに行けるようになった。

……トラムは足が遅いので地下鉄で行きましょうか。

炮台山(Fortress Hill)駅

ロシアの地下鉄並みに長いエスカレーター



わぁ、シンプルイズベストを地で行くようなかっこいいデザインですね! 広告だらけでごちゃごちゃした見た目のどこかの国とはえらい違いです。

ほらほら、地下鉄来たから早く乗るわよ。

銅鑼灣(Causeway Bay)駅

金鐘(Admiralty)駅

上環(Sheung Wan)駅

ようやく上環に着いたから降りるわよ。

ラッシュの時間帯なのか、ひとつ前の駅までめっちゃ混んでて大変でしたね……

フェリーでマカオを目指す


クリスマスを感じるポインセチアの植え込み

3階まで昇るとTurboJET(噴射飛航)の乗り場がある

今日(2019年1月)は1香港ドル=約14円なので、エコノミーだと約2400円、スーパーだと約4900円ですね。意外とかかるなぁ……

※旅行当時の価格(平日)
スーパークラス:$346
エコノミークラス:$171

じゃあスーパークラス2枚買ってくるわね。

神か。

スーパークラスでは軽食や専用待合ラウンジが利用可能。プレミアグランドクラスではさらに豪華なサービスが利用可能。
関連リンク
サービスおよび設備 | 噴射飛航港澳客輪碼頭 / Hong Kong Macau Ferry Terminal
香港マカオフェリーターミナル (香港)


チケット購入後に改札を通って出境審査へ

待合室で切符をもぎられて、座席指定のシールを切符に貼ってもらいました。自分で座席指定できたらいいんですけどね。

FoilCat 「日星(Barca)」

Boeing 929 「銀星(São Jorge)」

乗船が始まったみたいだから私たちも行きましょ。あら、この船の形は日本でも見たことある気がするわ。

「ボーイング929」ってことは、佐渡汽船とかでも活躍してる「ジェットフォイル」ですね!
関連リンク
ボーイング929 - Wikipedia


スーパークラス船内

地味に美味しい軽食

機内誌

飛行機の中で読んだキャセイの機内誌もそうでしたけど、広東語と英語が隣同士で綺麗に並べられているのが香港らしくていいですね! デザインの勉強になります。

うさちゃん、もう食べられないから軽食の残り物食べてちょうだい。

あっはい。それにしても、ジェットフォイルは揺れが少なくて快適ですね。これなら船酔いの心配をせずにたくさん食べられます。

マカオが近づくと港珠澳大橋が見えてくる

マカオ上陸



というわけで香港から高速船で約1時間、マカオに到着しました!

ほら、写真撮り終わったら早く入境審査行くわよ。

ひーん、待ってくださいよ!

入境審査に続く道

入境した途端にタクシーやミニバスの客引きがしつこいわね。アジアの風を感じるわ……

ミニバスの客引きのおじさんから地図を2枚もらってきましたよ。おじさんは気合いで撒きました。

ターミナル内部

マカオの通貨はマカオ・パタカだが、香港ドルがほぼそのまま使用できる。なので香港ドルを十分に持っている場合は、特にマカオ・パタカを調達する必要はない。逆にマカオ・パタカは香港では使えないので注意。ATMからはとりあえず香港ドルで降ろしておけば問題ない。
外港客運碼頭 / Terminal Marítimo do Porto Exterior
外港フェリーターミナル (マカオ)


で、これから歴史地区に行くんですよね。どうやって行くんですか。路線バス?

そうね、まずは「セナド広場」を目指すわ。ところで道路の向こうにバスターミナルっぽい場所が見えるわよね。あれをどう思う?

バスターミナルには地下道を通って行く

すごく大きいです。たくさん停まっているのは、カジノ行きのシャトルバスですか?

その通り、あれは各地のカジノに行くシャトルバスよ。つまり、歴史地区の近くにあるカジノのシャトルバスに乗れば無料で近くまで行けるのよ。

天才かな。

というわけで「リスボア」行きの緑色のバスに乗るわよ。

フェリーターミナルからは各カジノ行きのシャトルバスが出ている。カジノまでは大体無料で乗れる。しかし「リスボア」などいくつかのカジノでは、復路はカジノ利用客や宿泊客しか乗れないことも多い。乗りたいバスを決めて、事前に各カジノの公式サイトで調べることを推奨。

歴史地区を目指して



というわけで「リスボア」前に着いたわ。あっちもこっちも景気のよさそうな建物ばかりね。

Hotel Lisboa (澳門葡京酒店)

これが「リスボア」ですか…… 「リスボア」って要するにポルトガルの首都リスボンのことですよね。……ああ、ポルトガルはマカオの旧宗主国だったのを思い出しました。

マカオの旧宗主国はポルトガルなので、マカオでは広東語とポルトガル語の併記が至るところで見られる。そして英語表記がないことも多いので注意が必要。

そういえば「世界ふれあい街歩き」のマカオ編はこの近くから開始していたような気がします。このあたりに宝石やら時計やら売ってるお店が並んでるんですよね。


セナド広場の方を目指して歩く

うわぁ、なんか悪の牙城みたいな趣味の悪い建物がありますね。これもカジノなのかなぁ……

Grand Lisboa (澳門新葡京酒店)

うさちゃん、ちょっとこの金ピカの建物でお手洗い借りてきてもいいかしら?

ひい、スミレさんが悪の牙城に!

外観だけでなく内装も金ピカ



気を取り直して歩くわよ。ここからまっすぐに歩けばセナド広場に辿り着くはずだわ。

アドベント(待降節)の前なので、ここでもクリスマス気分

金色のアクセサリーや高級時計のお店が並んでますね。何よりも、店の中でそれらを実際に買おうとしている人がいることに驚きです。

こういうやつ

カジノで相当勝ったのかしら…… だとしてもこんな金ピカで成金趣味のアクセサリーなんていらないわ。

絶望的にかわいくないですもんねぇ……


だんだんとヨーロッパ風の建物が増えてきた気がします。そろそろセナド広場ですかね?

地図を見てもそろそろね、ここじゃない?

セナド広場


わあ、ここがセナド広場ですね!
何ともヨーロッパ的な……

(ヨーロッパ情緒というよりは、周囲が東洋人ばかりなのでテーマパーク感がすごい……)

こらこら、聞こえてるわよ。ほらエッグタルト買ってあげるから落ち込まないの。

わーい、ありがとうございます!
ん~、熱々でベリーヤミ~ですね! 何というかそのまんまプリンとタルトって感じの食感です。

小さくてかわいいエッグタルト

文化遺産、市政署


本当は開けた広場と噴水の写真が撮りたかったんですが、クリスマス生まれのわたし的にはこれはこれで。


さて、次は「聖ポール天主堂跡」に行きたいわ。
関連リンク
聖ポール天主堂跡 - マカオ政府観光局
地図見た感じだと、このまま広場の奥に歩いていけばよさそうですね。


文化遺産、聖ドミニコ教会の前を歩く




なんというか…… 1階はキラキラしているんですけれども、上層階や路地裏はごちゃごちゃしてますね。カジノでキラキラ働く人たちもこういうところに住んでいるのかな。

あら、あれが聖ポール天主堂跡じゃない?

奥に見えるのが「聖ポール天主堂跡」

おお、こっちも人の数がすごいですね……

こちらもクリスマスバージョン

今日はたくさん歩いたから階段がしんどいわ……

スミレさんまだアラサーなんですから、お年寄りみたいなこと言わないでシャキシャキ歩いてください。

聖ポール天主堂跡


裏側に行くこともできる

で、裏側には何があるんですか?

どうやら地下聖堂があるみたいね。

地下聖堂の入り口

納骨堂、その先には宝物室がある

ひととおり見ましたが、地下は外と違って厳かな雰囲気なので、軽いノリで訪れる場所ではないですね……

モンテの砦の頂上へ

さて、そろそろ戻るかしら?

えー、せっかくなので隣の山も登ってみたいです。

隣の山

正式名称は「モンテの砦(大炮台)」

ええ、まだ登るのかしら…… ナントカとカントカは本当に高いところに登りたがるわね。

何か言いましたか? さっさと登りますよ。

途中、聖ポール天主堂跡が見える

ずらりと並ぶ大砲

頂上に到着

頂上にはマカオ博物館もある

というわけで頂上に到着しました! とても眺めがいいですね!

あら本当ね、マカオの街が一望できるわ。

カジノ街の方を望む

海の向こう側は中国本土

珠海(中国)のビル群がすぐそこに見える

こうやって見ると、マカオってそこまで飛びぬけて発展しているわけでもないんですね。それ以上に中国本土が発展しすぎというか……

背の低くて古い建物がそのまま残されているのがよく分かるわよね。だから、世界文化遺産になるような歴史的建造物も数多く残っているのかもしれないわね。


ところで、こんなに大砲を並べて、マカオの人は一体何と戦っているんでしょうか?



……あっ。
2日目昼の記事に続く。
ここ北角・春秧街では、昼間は賑やかな市場の間を抜けるトラムの姿を見ることができる。